寝ずの番

2006年4月30日 映画
今日は、珍しくあまくさが映画を奢ってくれるということで、映画「寝ずの番」を観て来ました。
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これは、津川雅彦改め、映画監督・マキノ雅彦としての監督第一作目であり、中島らもさん原作の作品です。
ストーリーは、上方落語界の重鎮である笑満亭橋鶴が亡くなった通夜の席で「寝ずの番」をする弟子たちの思い出話が中心に語られます。
さて、この映画15歳未満は観ることはできない、いわゆる「R-15指定」になっています。それはなんでかな〜?と思っていたんですが、観たらまさに納得。劇中、下ネタでいっぱいなわけで・・・。
かといって、それが下品なのかというとまったくそんなことは無く、洒落っ気たっぷりに語られる人情劇は、まさに大人のためのエンターテイメントといえます。(実際、観に来ていたお客さんもおっちゃんおばちゃんが多かったです)
噺家らしく、語られるエピソードはおもしろいものが満載であり、時には心温まるような話もあり、現代の日本人が忘れかけている「粋」というものが、存分に語られていたように思います。
私も、こういった映画の良さが分かる歳になったのでしょか・・・?

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